
目次:
コンポーザブルなERP|変化に適応するために
Rimini Connect™の登場
多層防御によるセキュリティ – 深層防御
リミニストリートのソリューション
動画で詳しい解説を見る: 既存システムを安定化させ、コンポーザブルERPへの移行をバックアップする方法
コンポーザブルなERP|変化に適応するために
ガートナー社が提唱する「コンポーザブルERP」のコンセプトは、変化の速い社会環境に合わせてエンタープライズIT環境も根本的な変化が必要なことを示しており、また実現すれば環境変化に対して劇的なほど柔軟に対応しやすくなるロードマップも示しています。一方で、必ずしもコンポーザブルERPのコンセプトに合わせて設計・開発されていない既存のコンポーネント(サブシステム、または構成要素)を、このコンセプトに沿って結び合わせていくのは簡単ではありません。
参考動画を視聴する:激動の時代に勝ち進むための一手、コンポーザブルERPについて徹底解説!
課題となるのは既存システムです。
コンポーザブルERPの環境に移行するには、少なくとも過渡期には既存システムをコンポーネント化して、他の新しい要素(SaaSやコンポーザブルERP対応ソフトウェア製品)と組み合わせる必要がありますが、その際に課題となるのは互換性とセキュリティです。既存システムをデータ連係によりインテグレーションしたり、Webサービス化して他のコンポーネントと組み合わせることは、技術的には可能だとしても、ベンダーが定めたそれらの製品のEOSLが障害となって、そのコンポーネントをすぐにアップグレードしなければならなかったり、周辺のソフトウェアやOSと非互換が発生することもありえます。下図のように、各ソフトウェア、OS、Webブラウザなどの互換性を維持し続けるには、どうすればよいのでしょうか?
Rimini Connect™の登場
この課題に対するリミニストリートの解決策はシンプルです。
下の図のようにコンポーザブルERPを構成するミドルウェア/アプリケーション/データベース/Webブラウザと隣接するソフトウェアの間に、複数バージョンに対応できる特殊な緩衝ソフトウェア群(下図の黄色い部分)を配置して、通常密結合となっているコンポーネント群を下図のように疎結合化します。この黄色い部分がRimini ConnectTMと呼ばれる、どのソフトウェア開発ベンダーもこれまで取り組んでこなかった画期的な製品なのです。
Rimini ConnectTMは、下図の3つの製品が利用可能となっています。
Rimini ConnectTM for OSは、既存のSAPやEBS、PeopleSoft、 WebLogicアプリケーションなどのソフトウェアやOracle DatabaseやMicrosoft SQL Serverなどのデータベース/ミドルウェアをバージョンアップせずに、そのまま最新のWindowsやLinux上で利用可能にします。
Rimini ConnectTM for Browsersは、既存のアプリケーションソフトウェア(SAPやOracle EBSなど)を、EdgeネイティブモードやChrome、Safariなどの最新のWebブラウザからアクセス可能にします。
Rimini ConnectTM for Emailは、既存のアプリケーションソフトウェア(SAPやOracle EBSなど)から、最新の暗号化プロトコル(TLS1.3)を必要とするEメールサーバーに対しメール送信ができます。
これらによりビジネス上の価値のない不要なアップグレードを回避することができます。
参考動画を視聴する:【発表】OSやブラウザのアップデートに縛られないITを実現する新ソリューション
多層防御によるセキュリティ – 深層防御
そしてもう一つがセキュリティです。
貴社の環境で安定して動いているSAP、Oracle EBS、Oracle DatabaseなどのソフトウェアのバージョンがベンダーのEOSLに抵触した途端、将来の新たな脆弱性に対して防御ができなくなると思いますか?そんなことはありません。リミニストリートは階層的に防御されたセキュリティ階層の内側の5層に対して、アドバイザリーサービスを提供することでお客様のセキュリティ対策を支援します。そして特に内側の2層に対しては、EOSLに抵触しセキュリティパッチの提供を受けられなくなったソフトウェア製品に対し、ベンダーに代わってゼロデイを含む脆弱性への対応策をご提供します。それがRimini ProtectTMです。
Rimini ConnectTM はEOSLが切れたソフトウェア以外にも多くのメリットがあります。これを使えば、セキュリティパッチのためだけに膨大な回帰テストを実行したり、業務を止めたりせず、週末や夜間のパッチ適用作業を大幅に軽減できるのです。
参考動画を視聴する: Oracleの保守でセキュリティ対策は十分?セキュリティ対策はRimini Protectで解決!
リミニストリートのソリューション
いかがですか?ここまでお読みになった方は、リミニストリートがコンポーザブルERP実現を加速させるソリューションを持っていることをご理解いただけたと思います。そしてリミニストリートは、ほかにも下図のようなサービス群により、貴社のITロードマップ実現をお手伝いします。
お客様が現在お使いのソフトウェアを今後も使い続けたい時、ベンダーが勝手に設定するEOSL(サポート期限)に煩わされず投資の規模やタイミングを最適化したい時は、日本市場でも350社以上のお客様と取引実績のある、信頼できるリミニストリートにぜひご相談ください。
リミニストリートは貴社のERPやミドルウェアの価値の最大化や延命のための様々な経験・テクノロジー・ソリューションを持っています。セキュリティパッチ以外のITロードマップ上の障害を取り除くための豊富な経験を踏まえて、貴社をご支援できます。
私たちは、初期応答時間のコミット、解決策の提供、解決までの進捗連絡頻度など、業界をリードするSLAに裏打ちされた、他にはないサービスレベルを提供することができます。
動画で詳しい解説を見る: 既存システムを安定化させ、コンポーザブルERPへの移行をバックアップする方法
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トピック:ERP, Oracle Database, PeopleSoft, SAP