Oracle EBSとOracleデータベースのユーザー企業が語る 第三者保守という選択

サクサ様事例に見るOracle第三者保守導入で実現した驚きの変化


Oracle EBSとOracleデータベースのユーザー企業が語る 第三者保守という選択 <br><h6>サクサ様事例に見るOracle第三者保守導入で実現した驚きの変化</h6><br><br>

目次:

きっかけはメーカー保守の有用性低下と保守料高騰
移行への懸念と2段階移行に至るまで
リミニストリートへの移行後のサポートの評価
今後のIT戦略とOracle製品の利用方針
サクサ様事例に学ぶ、Oracle製品価値最大化への取り組み

「Oracle EBSのアップグレードに追随できず困っている」「Oracle EBS 12.2へのアップグレードは投資対効果が得られますか?」「Oracle データベース12cのサポートが2022年に終了した後、システムをどうすべきか迷っている」「Oracle データベース19cへのアップグレード以外に、検討できる選択肢はありますか?」など、Oracleソフトウェア製品に関するお問い合わせを日々多くのお客様からいただいています。

Oracle E-Business Suiteシステムの 12.2への移行は、本当に貴社に必要ですか? システムが安定稼働しているのにOracleデータベースのアップグレード以外に方策はないのでしょうか? 2022年3月9日、サクサ株式会社経営企画本部 情報システム部 担当部長 井上 雅史様に弊社主催オンラインセミナーにご登壇いただき、Oracle E-Business Suite(以下EBS)への高額な継続投資を回避し、リミニストリートの保守に移行するまでの経緯や、移行後に得られた効果について、お話しいただきました。

サクサ株式会社はサクサグループの事業中核会社として、まもなく創業から18年を迎えます。いずれも50年以上の歴史を持つ田村電機製作所と大興電機製作所が合併して誕生した、情報通信機器に強みを持ちます。港区白金高輪に本社を置き、従来のビジネスホンはもちろん、公衆電話機、高速道路向け非常用電話機、防犯設備、ネットワークセキュリティ機器、監視カメラなど映像機器のほか、メンタルヘルスケアサービスなど幅広い情報通信機器・システムソリューションを手がけ、「製品~工事~保守」をワンストップで提供しています。

きっかけはメーカー保守の有用性低下と保守料高騰

リミニストリートの検討を開始されたきっかけは、メーカー保守のサポートレベル低下と保守料高騰だと井上様は仰います。

「合併前の2社はホストを用いたスクラッチのシステムを持っていましたが、新たな企業の発足に伴い当時のITトレンドであるERPとしてEBSを導入してから17年が経過していました。EBSのサポートレベルはサステイニング・サポートに移行していましたが、これは永久サポートとは言いながら新たなバグや法令対応はできない状況に陥っており、そういった意味ではリスクを抱えた状態でした。」

「保守料も、皆さんご存じかと思いますけれども、毎年・毎年、係数をかけて雪だるま式に増えていく状況にありました。一方で、ワークスタイル変革、サイバー攻撃対応が必要であり、また当時からデジタルトランスフォーメーション(DX)が言われ始めており、限られたIT予算を我々としては“攻めのIT”予算に生かしていきたい背景があり、全体としてコストの再配分が急務でした。」

「こういった背景がありながらも、リミニストリートの存在は導入の2年ほど前から知っていましたが、当時は日本での実績が少なく米国でオラクル社と係争中でもあり様子見でしたが、国内での実績も徐々に積み上がっていることから、本格的な検討に着手することになりました。」


参考資料を読む:Oracle E-Business Suite: 問題なく稼働する現行リリースの維持・継続を選択

移行への懸念と 2 段階移行に至るまで

一方で、第三者ソフトウェア保守ベンダーへの漠然とした不安があり、慎重に検討を進めた、と井上様は仰います。

「メリットとして専任体制の保守サポートが15年間ついて保守費用も半額、アドオンやパフォーマンスの面倒も見てくれますよ、というのは非常に大きなメリット、魅力的なサービスと認識した上でリスクはないのか、我々が社内で上申していく中でもいいサービスだが本当にリスクはないの?ということが問われました。我々がどういったことを想定したかと言いますと、本当にメーカーの保守じゃなくて大丈夫なのか、製造元ではないことの漠然とした不安感というのは抱えておりました。」

「その中で、今日お話させて頂いているようなユーザー事例を聞きましたし、リミニストリートさんのアレンジでユーザー訪問で生の声を聞いたところ、いずれもやってよかったという感想、またやってみて損はないんじゃないのという声が聞けました。」

「根底にはメーカー保守を続けることの方が非常に高いリスクだという認識があり、進めました。また係争中の課題についても第三者保守が合法であるという確認がされた旨リミニストリートから報告を受け、最終的にゴーサインが出ました。」

参考資料を読む:Oracle EBSソフトウェアのサポートを最大限活用するために

「Oracle EBSについてはお話した通りなのですが、EBSをリミニストリート保守に切り替えた時点では、データベースについてはメーカー保守に残しました。これは、マッチング・サービス・レベル(MSL)というオラクル社のルール(一部だけを保守切替することができない)によって、ライセンスの整理に時間がかかるとか、保守自体がまだサポートが受けられることが理由でした。しかし昨年データベースについてもメーカーのサポートレベルがサステイニング・サポートに移行したこともあり、何らかの対応を取らねばならないということになり、リミニストリートへの切り替えを決断しました。」

動画で詳しい解説を見る:【OracleDBユーザー限定】サポート最適化&ストレージ永久保証で実現するスゴいコスト削減法

リミニストリートへの移行後のサポートの評価

サクサ株式会社様がEBSとデータベースの保守をリミニストリートに切り替えられた経緯をお話しいただきましたが、実際に切り替えてみてよかった、と井上様はおっしゃいます。

「まず、相当数の問い合わせをさせて頂いております。今までメーカー保守には問い合わせしなかったようなものも確認させて頂きながら業務を進めております。メーカー保守はものすごい事前準備をしないとサポートが受けられないということがあります。もちろん必要な情報は提供しなくてはいけないわけですけれども、Web上に必要なフォーマットがあり、事業への影響など、長々と入力せねばならず、それを送り出して実際にレスポンスをもらい、実際の不具合を認識してもらうだけでも相当な時間がかかり、こちらもやきもきしながら対応していました。」

「現在は専任の担当者がいらっしゃいますのである程度状況を把握された上でレスポンスよく反応していただけますので、比較的スピーディーに問題を認識いただいているのかなと思います。コミュニケーションについてもWeb会議ツール等を使いフェイス・トゥ・フェイスで円滑に問題解決ができていると思いますし、こちら側からの優先順位の設定についても共通認識の中で対応頂いているのかなと思います。またアドオンについても区別なく対応いただいています」

そして特に2021年4月までに準備が必要だった法改正対応について、井上様は高く評価されていました。

「そして何より、法改正の対応は非常に高く評価させて頂いている。特に今年は新収益認識基準への対応は大変ありがたかった。我々の会社でも2021年4月に強制適用になることになり、システム対応についてリミニストリートに相談した。法改正対応もサポート範囲の議論はあったが、最終的に快く対応頂いた。計画的に対応を進めてもらい、無事4月の強制適用開始に間に合わせることができた。こちらからの相談についても親身になった対応頂けた。」

また井上様は、この法改正対応には不具合も起きたが、真摯に対応頂けたとコメントしてらっしゃいました。

「新収益認識基準対応に不具合があったが、問題点をしっかり認識頂いて、真摯にご対応頂けた。あまり大きな影響を出さずに問題回避ができたと考えている。その対応の中でも、別のパフォーマンス問題も別な観点で起きていたが、併せて解消頂いた。」


参考資料を読む:各国の税・法改正に関する更新サービス

今後の IT 戦略と Oracle 製品の利用方針

さらに井上様は、製品・システムの延命は、会社にとり不可欠と位置付けるDXの推進にも寄与する、と強調しておられたのが印象的でした。

「経産省のDXレポートで『2025年の崖』と言及されている通り、DX(デジタル・トランフォーメーション)は我々企業にとって不可欠と考えている。一方で新たなビジネスモデルへの追随、ワークスタイル変革、サイバー攻撃への対応が必要であり、法令そのものがデジタル化を前提にしているということもある。我々としては『DX推進』を旗印にシステム刷新を行っていくが、当然人材・予算・時間の確保が課題になってくる。その際利用可能な製品・システムはなるべく利用することによっていろんな展開が図れるし、我々としては最大限に活用することによって、DXを安定的に、より効率的にDXを実現していきたい」

サクサ様事例に学ぶ、 Oracle 製品価値最大化への取り組み

Oracleソフトウェア製品のサポートに課題をお持ちのユーザーは、サクサ株式会社様だけではありません。弊社の調査ではOracle E-Business Suiteユーザーの半分以上がサポート・コストとベンダーの対応時間に不満を持っており、Oracleデータベース・ユーザーの68%が最新バージョンへの追随に課題を持たれています。

 

このような課題に対し、リミニストリートのサポートを活用することで、サクサ株式会社様がDX推進を加速されたように、ハイブリッドIT、海外への拠点拡大など、ビジネスにより貢献する取り組みを加速させたお客様が国内外に数多くいらっしゃいます。

このように、リミニストリートのサポートは、世界4400社以上、国内300社以上のお客様が活用された、非常にユニークなサービスです。コスト節減だけではない、ベンダー以上の高品質なサポートをぜひご検討ください。

高コスト、レスポンスが遅い、サポート期限ごとにアップグレードを半ば強いられる、などの制約を、メーカーサポートはこういう物と貴社はあきらめていませんか?ベンダーに縛られない、貴社が望むITロードマップの実現を、ぜひリミニストリートにお手伝いさせてください。

本Blogに関するご質問などございましたら、ぜひこちらからお問い合わせください。