統合・相互運用の容易な実施を可能とする新ソリューション「Rimini Connect™」は、Oracle、SAP、その他のソフトウェアで使用されるブラウザ、オペレーティング・システム、電子メールを横断的に接続するユニークで革新的、かつ経済的なツールの提供を開始します。
(米国ラスベガス:2022年12月06日)エンタープライズソフトウェア製品の第三者保守サポートにおいて、長きにわたり業界を牽引するリーダーとしてOracleおよびSAPソフトウェア製品のサポートを含む保守関連サービスを世界的に提供し、またパートナー企業としてSalesforceと協働するリミニストリート(Rimini Street, Inc. Nasdaq: RMNI) は、継続的に変化する統合・相互運用の要件を簡潔に解決する、新たな統合・相互運用ソリューション・スイート「Rimini Connect™」のサービス提供を開始したことを発表しました。
リミニストリートは、長年にわたり、クライアントの企業向けソフトウェアアプリケーション、ブラウザ、インフラ、メールなどの統合及び相互運用のため、実績ある積極的なソリューションを提供しており、既存の3つのソリューションが、この度、新たな統合および相互運用性ソリューション「Rimini Connect」として利用できるようになりました。Rimini Connectのサービス提供は、先日発表されたセキュリティソリューション「Rimini Protect™」に続くものです。
増え続ける複雑なソフトウェアを繋ぐ
企業では、複雑なミッションクリティカル・アプリケーションが増え続けており、その年代、技術、プラットフォームは多岐にわたり、高度にカスタマイズされています。さらに、ハードウェア、OS、ブラウザ、バックオフィスアプリケーションのデータ接続などの技術コンポーネントは、頻繁に変更されるため、それらに起因する問題の複雑性は、さらに増しています。
技術スタックコンポーネントの変更によりアプリケーションに問題が生じた場合、ソフトウェアアプリケーションベンダーの典型的な対応は、何もしないか、コードの更新を提供するか、新しいリリースへのアップグレードを要求するか、時にはこれらの統合や相互運用の課題に対処するために別の製品への完全移行を要求するかのいずれかの受動的な範囲に留まっています。
さらに、このようなアプリケーションの変更には多大なコスト、労力および時間がかかる可能性があること以外に、このような変更が他のアプリケーションとの相互接続の問題やシステムの問題を引き起こし、最終的にユーザーの業務に支障をきたす可能性が大きくあります。
「Rimini Connect」の必要性
リミニストリートは、クライアントとのパートナーシップのもと、互換性のない技術やコードの間で「ユニバーサル・トランスレーター」として機能する技術を用いて、環境変化からアプリケーションを絶縁する先見的なソリューションの開発を始めました。
IT環境の再構築が容易かつ継続的に行える先進的な技術が提供されたことで、早期にソリューションを導入されたお客様から非常に高い評価をいただきました。また、アプリケーションやデータベースのコードに変更を加えることなく、スムーズな統合と相互運用が可能になりました。
実績とコスト効率性を有するソリューション「Rimini Connect」
実績ある本ソリューション「Rimini Connect」で、現在そして将来においても、網羅的かつ簡潔な作業が可能になります。
リミニストリートは、過去17年間にわたり、お客様のために何千もの互換性問題の解決に成功してきました。全世界で 800 人を超えるエンジニアは、複雑な環境におけるソフトウェア製品間の統合や相互運用性の課題を解決してきた数千時間の経験を持ち、さらに、絶えず進化する複雑な課題を解決することに特化した先端技術チームを有しています。
「Rimini Connect」を使えば、コストとリスクが高く、時間のかかるアプリケーションコードの更新や、リリースアップグレードやマイグレーションを必要とする場合があるソフトウェアベンダーのアプリケーションやリリースの互換性マトリックスによって制限されるアプリケーションソフトウェアのロードマップを持つ必要はなくなります。
この度、「Rimini Connect」が、世界中の企業により広く利用できるようになったことを嬉しく思います。最初の「Rimini Connect」の提供サービスは、以下の3つになります。
クライアントが迅速かつ持続的な成果を実現するために
リミニストリートのバイスプレジデント、アドバンスドテクノロジーサービス担当であるDesmond Whittは、「多くのお客様がこれらのRimini Connectソリューションを運用しており、統合と相互運用性を維持するためだけのソフトウェアベンダーのコード更新、アプリケーションの更新、移行の必要性を回避することで、数百万ドル、膨大な労力、そして多大な時間を節約しています。」とコメントしました。
オーストラリアの大手小売業者であるOfficeworksは、Rimini Connect for Browsersの活用により、高コストで、事業進行に影響を生じさせる複雑なSAPソフトウェアのアップグレードを回避することができました。
Officeworksの最高執行責任者であるMichael Howard氏は、「長期的には、Rimini Connectによって、より簡単で魅力的な顧客体験を促進するための技術投資を優先させることができます。このプロジェクトは、リミニストリートのチームとの共同作業によるものであり、当社の特殊な環境下による導入に問題が発生した場合にも、積極的に解決策を模索し、トラブルシューティングに協力を得ました。私たちにとって、この移行をビジネスに支障をきたすことなく、できるだけシームレスに行うことが重要であり、リミニストリートはその実現に貢献してくれました。」とコメントしました。
MilliporeSigmaは、厳しい連邦規制の下で実験を行い、新製品を開発するための最先端のツール、サービス、専門知識を提供する製薬業界向けのサービスプロバイダですが、そのニーズに応えるためにRimini Connect for Emailを導入しました。
MilliporeSigmaのIT-AMDシニアビジネスアナリスト、Karen McAfee氏は次のようにコメントしました。「私たちにとって、メールの互換性は非常に重要です。Rimini Connectの導入は完璧でした。システムのダウンタイムは全くありませんでした。私たちのエンドユーザーは、何が起きたか分かりませんでした。リミニストリートは、私にとってのゲームチェンジャーであり、私たちのシステムをサポートしてくれるという信頼と安心感を与えてくれています。」
Rimini Connect™ for Browsers
Rimini Connect for Browsersは、ERP(Enterprise Resource Planning)アプリケーションから送信されるHTMLメッセージと互換性のない1つまたは複数のブラウザをサポートしています。現在、ほとんどの企業に複数のデスクトップやモバイルのクライアントがあり、時には複数のバージョンが同時に稼働していることもあります。Rimini Connect for Browsersが解決できる課題は以下になります。
- 現在および将来のアプリケーションとリリースの互換性を「将来にわたり保証」
- 既存のエンタープライズ・アプリケーションの寿命を延ばし、現在および将来のさまざまなブラウザとバージョンを使用するユーザーの変更を最小限に抑制
- サーバーポータルやブラウザの変更が不要
- アプリケーションコードの更新、アップグレード、移行が不要
- アプリケーションのリグレッションテストが不要
Rimini Connect™ for OS
Rimini Connect for OSは、未認証またはERPアプリケーションと互換性がない可能性のある新バージョンのOSをサポートします。進化するセキュリティやコンプライアンスに対応するため、ほとんどの企業は、OSの更新やアップグレードに代わる方法があることを認識していません。通常、新しいOSのリリースをサポートするために、アプリケーションのアップグレードも必要となります。Rimini Connect OS用が解決できる課題は以下になります。
- 現在および将来リリースされるアプリケーションと、現在および将来リリースされるさまざまなOSとの互換性を「将来にわたり保証」
- 既存のエンタープライズ・アプリケーションの寿命を延ばし、ユーザーの変更を最小限に抑制
- 企業向けアプリケーションとOSのロードマップを独自に管理
- OSのアップグレードオプションが可能
- アプリケーションのリグレッションテストが不要
Rimini Connect™ for Email
Rimini Connect for Emailは、新しい認証とメールプロトコルをサポートし、シームレスな統合をサポートします。最新のアプリケーションでは、ワークフローを推進するためにメールを使用しますが、こうした進化するメールサービスに接続するために、旧来の方法を頻繁に使用しています。このソリューションにより、アプリケーションのコードを変更することなく、これらの新しい規格を採用することができます。Rimini Connect for Emailが解決できる課題は以下になります。
- メールサーバー認証プロトコルの進化に伴い、メールベースの通知と認証ワークフローを維持
- Microsoft Exchange Onlineが2023年1月1日にOpen Authorization 2.0(OAUTH2)プロトコルへ移行する際の非互換性を迅速に解決
- 既存のエンタープライズ・アプリケーションの寿命を延ばし、ユーザーの変更を最小限に抑制
- アプリケーションコードの更新、アップグレード、移行が不要
- アプリケーションのリグレッションテストが不要
リミニストリートの最高経営責任者(CEO)兼 取締役会長であるSeth Ravin(セス ラビン)、リミニストリートの統合専門家、顧客、業界アナリストが、統合と相互運用をめぐる進化し続けるニーズに対する戦略とソリューションについて議論いたしました。動画を是非ご覧ください。
動画リンク:https://www.riministreet.com/connect