コンビニエンスストアチェーンが既存のSAPリリースのROIを向上
保守サポートコストを削減分で競争力増強へ
2021年2月24日、東京 – Rimini Street, Inc. (Nasdaq:RMNI)エンタープライズソフトウェア製品を対象としたサポートサービスを世界的に提供する、OracleおよびSAPソフトウェアの第三者保守サポートの業界リーダーで、Salesforceのパートナーであるリミニストリート(Nasdaq: RMNI)は、広島市に本社を置く全国規模のコンビニエンスストアチェーンの株式会社ポプラが、SAP BusinessObjectsとSybase IQ Databaseソフトウェアのサポートをリミニストリートに切り替えたことを発表しました。同社は、熾烈な競争が繰り広げられているコンビニエンスストア業界で勝ち抜くために、事業の再構築への新たな取り組みを進めています。それは、新型コロナウイルス感染症の流行によって世の中が大きく変化していく中で、事業の継続性を維持し、コストを削減し、新規事業を開拓していくためのものです。リミニストリートに切り替えることにより、株式会社ポプラは、リミニストリートのサポートに切り替えた時点から最低15年間、SAPソフトウェアの現在のリリースのサポートを受けることができ、ベンダーによるフルサポートを維持するためだけの不要なアップグレードから解放されます。同社は、自由に使えるようになったITリソース(時間、予算、人員)を活用して、生産性を高め、売り上げを伸ばすことを目的とした分析業務のデジタル化と拡充を行なう計画です。
現行のソフトウェアを延長して使い続けることによりROIを向上させ、ビジネスイニシアチブへの投資を実現
株式会社ポプラは、中国・北九州地域を中心に450店舗以上のコンビニエンスストアを展開し、惣菜、飲料、雑誌、生活必需品などを販売しています。同社は2013年に、各店舗のPOS分析の管理、過去の販売データのトラッキングによる商品ごとの売上の測定と商品開発支援のためにSAP Sybase IQとBusinessObjectsを導入しました。
同社では、SAPソフトウェアにより毎日500件のレポートをステークホルダーに配信し、情報提供しています。同社が使用しているSAPソフトウェアは堅牢で、多くのカスタマイズがなされており、同社のビジネスニーズを満たすものでしたが、その反面、SAPとのサポート契約では、フルサポートと保守を受けるためのアップグレードやパッチの適用を続けなければなりませんでした。そのため、株式会社ポプラは同社が受けているサポートに対して、SAPに支払っている保守サポートのコストは高額であると判断し、代替策の検討を始めました。また同社には、ベンダーのアップグレードパスを継続する意向もありませんでした。
「リミニストリートのサポートによって、現在運用しているSAPソフトウェアシステムの価値とROIを最大化することができ、ベンダーから受けるよりもはるかに優れたサポートを受けることができていると思います。」と、株式会社ポプラIT部本部長の山岡 歩氏は述べています。「新たに余裕ができたITリソースを活用して、現在、紙の書類で行っているレポート業務のデジタル化を加速させ、当社のビジネスリーダーが、店舗のパフォーマンスに関する分析や情報により簡単にアクセスできるようにする計画です。」
包括的で非常に応答の早いサポート
すべてのリミニストリートのクライアントと同様に、株式会社ポプラには、クライアントのソフトウェアシステムに関して平均15年以上の経験を持つ機能的でテクニカルなエキスパートチームからのバックアップを受ける専任サポートエンジニア(プライマリーサポートエンジニア)が割り当てられます。また、すべてのクライアントは、重要な優先度1のケースの場合は10分、優先度2の場合は15分の応答時間という、業界をリードするサービスレベル契約(SLA)のメリットを受けることができます。
「当社のIT部門は非常に少ない人数でさまざまなプロジェクトに取り組んでいるため、リミニストリートからのサポートは本当に重要です。当社のSAPソフトウェアは、財務報告や在庫管理などのミッションクリティカルな業務に使用しているため、故障や障害が発生したらビジネスが停止してしまいます。」と山岡氏は続けます。
「日本のコンビニエンスストアは、百貨店が落ち込み、スーパーマーケットが伸び悩む中でも成長を続けています。ポプラ様は、リミニストリートのサポートをご利用いただくことで、ソフトウェアのサポートコストを削減し、社内のITスタッフに時間的な余裕を持っていただくことが可能となりました。その結果、競争の激しいコンビニエンスストア業界での競争優位性を高めるためのビジネスイニシアチブに集中していただくことができております。」 と日本リミニストリート株式会社 代表取締役社長の脇阪 順雄は述べています。「現在、リミニストリートは、日本で事業を展開する250社をサポートし、既存のエンタープライズソフトウェアシステムの価値と寿命の最大化に貢献しています。最終的には、これらの企業は新たに自由になった資金とサポートの切り替えによって余裕ができたITリソースを、企業の成長の促進に繋がる、未来の技術の活用に振り分けることができます。」