調達部門およびIT部門のリーダーが、SAPの高額な保守サポート費用を削減して イノベーションに振り向けるために、第三者保守サポートへの切り替えを主導
2020年10月20日、ラスベガスおよびサンパウロ – エンタープライズソフトウェア製品を対象としたサポートサービスを世界的に提供する、OracleおよびSAPソフトウェアの第三者保守サポートの業界リーダーで、SalesforceのパートナーであるRimini Street, Inc.(Nasdaq:RMNI)は、本日、ブラジル最大手の製薬会社であるHypera Pharmaが、高度にカスタマイズされたSAP ECC 6.0アプリケーション、Microsoft SQL Serverデータベース、およびSAP BusinessObjectsソフトウェアのサポートをリミニストリートに切り替えたことを発表しました。また、SAPシステムのシームレスな監視についてはSAPのSolution ManagerからRimini Street Watch for SAPに切り替えました。Hypera Pharmaは、リミニストリートに切り替えることで生まれる保守サポート費用の大幅な削減分を活用して、製薬会社としての企業ブランドの強化や、ブラジルにある同社の最新の研究センターであるHynovaとの最先端の医薬品研究開発(R&D)への資金投入など、同社のビジネストランスフォーメーションの優先事項に投資することができました。
調達部門がIT部門および営業部門のトップと連携してイノベーションを推進
サンパウロを拠点とするHypera Pharmaは、2億人以上のブラジル人が使用している人気ブランドの医薬品や、ビタミン剤、栄養補助食品、スキンケア製品を生産しています。2017年末同社は、イノベーションと研究開発に多額の投資を必要とする競争の激しい医薬品部門に集中すると同時に、消費者向けの新製品や医薬品をより頻繁に市場に投入する能力を強化するという新しい企業方針を発表しました。この新たな方針に基づき、Hypera Pharmaのリーダーは、業務改革、ビジネスの優先事項の再検討、およびコストの最適化を推進するためのイニシアチブの模索に取り組むようになりました。
リミニストリートの保守サポートへの移行の決断は、Hypera Pharmaの調達部門およびIT部門の責任者が主導しました。リソースの最適化という使命を持つ彼らは、同社が支払っていたSAPの高額な保守サポート費用の削減とサポートサービスの向上を同時に実現する機会を見出しました。彼らは緊密に連携して資料を作成し、第三者保守サポートに切り替えることでセキュリティや運用効率の向上と、コスト削減を実現できることをCEOに提案しました。調達部門およびIT部門の責任者は、Hypera Pharmaはベンダー側に期限を切られたS/4HANAへのアップグレードパスに縛られるべきではないと判断しました。これは、短期的にはビジネスにとって有意義ではないためです。現在のカスタマイズされたERPシステムがビジネスニーズを完全に満たしている中で、この非常に混乱を招く移行を行うことにはほとんど価値がなく、またROIが期待できないことも分かりました。
「調達部門のリーダーは、自社をさらに戦略的にした上でビジネスの優先事項と合致させる方法について、企業のリードに提案する権限を持っていることを認識するべきです。彼らは、第三者保守サポートの採用などのITイニシアチブが、どのように他の重要なプロジェクトやイノベーションの価値を高め、そのためにリソースを解放できるかを、意思決定者に示してその考えに影響を与えることができます」と、Hypera Pharmaの調達部門の責任者であるHumberto Guimaraes氏は述べています。「リミニストリートの保守サポートへの切り替えは、当社の製薬業界における関連性をさらに高めることができる新しい考え方の一部です。保守サポート費用を削減することで、製品の研究開発、デジタル化、プロセスの自動化、およびロジスティクス業務を最新化して製品のトレーサビリティを実現する新しいERPアプリケーションなど、ビジネス全体への投資を増やすことができます。」
業界をリードするSLAによる非常に応答の早いサポート
すべてのリミニストリートのクライアントと同様に、Hypera Pharmaは、すべての非常に重大な問題(P1)に対して10分以内の応答時間が保証された、業界をリードするサービスレベル契約(SLA)を含む、柔軟でプレミアムレベルのエンタープライズソフトウェアサポートモデルのメリットを受けることができます。また、クライアントのもつ特定のエンタープライズソフトウェアで平均15年の経験を持つ、機能エンジニアと技術エンジニアのチームに支えられた専任サポートエンジニア(PSE:プライマリーサポートエンジニア)が担当します。Hypera PharmaはSAP Solution Managerのコンポーネントをいくつか使用していましたが、リミニストリートのプロアクティブサポートサービスチームと連携して、それを代替するRimini Street Watch for SAPを導入しました。このソリューションはプロアクティブな診断とWebベースのダッシュボードが組み合わされたもので、Hypera Pharmaは、重大になる前に問題を特定し、その影響を軽減することができます。
「SAPでERPサポートを維持することは、安全地帯に居続けることを意味していました。しかし、リミニストリートは、第三者保守サポートへの変更には価値があることを示してくれました。現在では、SAPの保守サポート費用が削減され、そのリソースを現在のビジネス目標に向けることが可能になっています。リミニストリートに切り替えてから、ERPサポートについて心配する必要はなくなりました」と、Guimaraes氏は続けました。
「Hypera Pharmaのようなデジタル時代におけるモダン企業は、市場で主導的な地位を維持したいと考えています。これらの企業は、ITコストを最適化し、イノベーションとビジネス変革に投入するリソースを見つけ出す必要があります」と、リミニストリートの中南米担当ゼネラルマネージャーであるEdenize Maronは述べています。「同社の調達部門およびIT部門の責任者は、第三者保守サポートへの変更を主導してコスト削減を実現し、製品をより迅速に市場に投入するためのロジスティクスの最新化や研究開発の加速など、組織の戦略的なビジネス目標の達成に貢献しました。この事例は、企業内のすべてのリーダーが成長とイノベーションのサポートに加わることがいかに重要であるかを示しています。」