ガートナージャパンによる国内企業の第三者保守の利用状況において過半数で利用・検討経験あり

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ガートナージャパン社から、2019年7月24日に、「国内企業のソフトウェア契約交渉に関する調査結果」が発表されました。その調査では、ソフトウェアの課金形態とともに、リミニストリートのビジネスに関連する国内SAP/Oracleユーザーの「第三者保守」の利用・検討状況が尋ねられています。

179社の回答から、Oracle/SAPの国内ユーザーで第三者保守が過半数で利用または検討経験があることが明らかになりました。15.1%もの企業がすでに利用されており、4.5%が利用に向けて準備中です。そして、29.6%の事業者が検討中でした。この調査結果は、国内市場に弊社の第三者保守が浸透していることを物語っており、ソフトウェアの第三者保守はリミニストリートが中心に提供している状況下で、弊社にとっては勇気づけられる調査結果でした。

みなさんはCHASM(キャズム)という言葉をご存じでしょうか?CHASMは、マーケティング・コンサルタントのジェフリー・ムーア氏が提唱されており、勉強にはその著書「キャズム Ver.2 増補改訂版 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論」がお勧めです。CHASMとは、英語では、(地面・岩などの)幅の広く深い割れ目、深い淵、(壁・石垣の)割れ目を意味します。ハイテク分野の新しい製品やサービスが市場に投入し、初期のユーザーが適応した後、成長期に差し掛かる直前に立ちはだかる深い、深い溝を「キャズム」と定義してします。それを乗り越えると、製品やサービスが本格的に普及します。崖ではなく、こちらは溝で、どちらも乗り越えるのは多大な努力を要します。

どのような製品、サービスも、スピードの違いはありますが、大抵がイノベーターの採用から始まり、早期採用者が次に採用し、そこで、深い溝に直面します。多くの製品がこの溝を乗り越えることができずに、市場から去っていきます。なんとか溝を乗り越えた製品は、アーリーマジョリティとして普及期に入り、その後、慎重なユーザーがレイトマジョリティになり、衰退していきます。この理論に当てはめると、ソフトウェアの第三者保守も、深い溝を乗り越え、普及期に入っているとも言えるのではないでしょうか。

「2025年の崖」問題が注目を集めております。企業競争力を強化するためデジタル トランスメーションへの投資を加速させる必要がある中で、バージョンアップやリプレースに付加価値を生まないシステムの継続利用や適切なタイミングでのバージョンアップを検討されている企業のスマートなIT戦略が浮き彫りになっているのではないでしょうか。

なお、発表内容は、日経コンピュータの2019年9月5日号にも取り上げられています。
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/nc/18/020600010/082600043/
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ガートナージャパンの発表はこちらから
https://www.gartner.com/jp/newsroom/press-releases/pr-20190724

リミニストリートは、2014年の国内でのビジネス開始から、すでに200社以上のお客様に弊社の第3者保守サービスを利用いただいています。そして、弊社調査による顧客満足度では、5段階中4.8以上を維持して、弊社サービスに高い満足度を得ております。今後も、弊社がもつ高い専門性と迅速なサービスで、企業の技術的な負債の克服とビジネス変革をサポートし続けます。