IT運用コストを8%削減した実績をもとに、オーエスジー株式会社が生産性向上施策を自己資金で推進する戦略の一環として、リミニストリートとの長期的なパートナーシップを継続
(米国ラスベガス – 2025年6月17日)– エンタープライズソフトウェアのサポート、イノベーションソリューションをエンドツーエンドで提供するグローバル企業であり、Oracle、SAP、VMwareソフトウェアに対する第三者保守サービスの主要なプロバイダーであるRimini Street, Inc. (Nasdaq: RMNI)は、精密切削工具、転造ダイス、機械部品の製造において世界をリードするオーエスジー株式会社が、成長と収益性の目標加速に向けて、リミニストリートとの契約を延長したことを発表しました。
リミニストリートが提供するRimini Smart Path™は、年間ソフトウェアサポート費用を最大50%削減することで大幅なコスト削減を実現し、重要な基幹システムを長期にわたって最適に稼働させながら、その節約分を戦略的な施策やイノベーションに再投資するというアプローチです。オーエスジー株式会社はこの戦略を採用することで、IT運用コスト全体の8%削減を達成し、工場の自動化施策に向けたリソースを確保することができました。
オーエスジー株式会社 IT戦略部 部長の原田剛氏は、次のように語ります。「ベンダーのロードマップに従う場合、当社にとって不要な機能のためにアップグレードを継続的に実地する必要がありました。リミニストリートとの契約により、当社のビジネスニーズに基づいたITロードマップを自らの手で再びコントロールできるようになり、その結果、オラクルの保守および運用にかかる固定費を大幅に削減することができました。これらのコストは当社のIT予算全体の86%を占めていました。リミニストリートの導入によってアップグレードの連鎖から解放され、IT全体のコストを78%まで抑えることができ、新たな価値創出に向けた資金と柔軟性を確保することができました。」
リミニストリートのCEO、Seth Ravinは、次のように述べています。「現在、IT予算の約90%が、システム維持のために使われており、イノベーションや成長に充てられるのはわずか10%です。それではまったく足りません。私たちリミニストリートの使命は、オーエスジー様のような企業がより多くの重要なリソースを取り戻し、さらなるコスト削減や効率化、そして成長の可能性をもたらすプロジェクトに投資できるよう支援することです。」
ベンダーのロードマップではなく「安定性」「現実性」「イノベーション」を選択
1938年の創業以来、オーエスジー株式会社は高品質・高性能な切削工具の提供を通じて信頼を築いてきました。2010年にOracle E-Business Suite(EBS)を導入した際には、営業、受注管理、在庫、会計、生産といった業務を統合管理する効率的なシステムの構築を目指していました。しかし、Oracleのロードマップとクラウド移行の強い推進は、オーエスジー株式会社の長期的なビジョンと相容れないものでした。
原田氏は、次のように語ります。「当社もクラウドへの移行を検討しましたが、最終的には見送ることにしました。現在のEBSはオンプレミスのアーキテクチャ上に構築されており、同等の可用性をクラウドで再現するには莫大なコストがかかります。」
オーエスジー株式会社がオンプレミスを継続する決断をしたことが、イノベーションの妨げになっているわけではありません。むしろオーエスジー株式会社は、リミニストリートがコアシステムの安定運用を支える一方で、新たなデジタルツールを統合するハイブリッド型のアプローチにより、効率化を着実に進めています。
「私たちの目標は、既存のカスタマイズされたシステムと新しいデジタルツールを連携させることで、工場の生産性を高めることです。リミニストリートの支援により、当社の条件とスケジュールに基づいて、ビジネスニーズに合ったイノベーションを実現できています。」と原田氏は語りました。
変わらぬサービス品質が支える長期的な信頼関係
リミニストリートとの協業によって多くのメリットを実感してきたオーエスジー株式会社は、契約を2029年2月まで延長しました。これは、オーエスジー株式会社がこのリミニストリートとの戦略的パートナーシップに大きな価値を見出していることを明確に示しています。
原田氏は、次のように述べています。「契約当初から今日に至るまで、リミニストリートとの関係は一切変わっていません。それは非常に稀なことであり、リミニストリートは、最初に契約したときと同じレベルの丁寧さと配慮をもって、今も私たちをサポートしてくれています。彼らの専門性と的確な助言を高く評価しています。」
日本リミニストリートのチーフテクノロジーオフィサー 日本担当である神戸信岳は、次のように述べています。「オーエスジー様に長期的なパートナーとして当社を選んでいただけたことを、大変光栄に思います。オーエスジー様と当社の相互の継続的な信頼関係、そして地域の成功への貢献は『ビジネスのニーズを第一に、技術はその手段である』という共通の原則のもとに築かれています。今後も協力しながら、オーエスジー様が切削工具業界をリードし続けるというビジョンの実現を支えてまいります。」
オーエスジー株式会社がリミニストリートとのパートナーシップを通じて推進するイノベーションの詳細は、こちらをご覧ください。
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