すべてのSAPソフトウェアライセンス保有者は、現在利用中の実績があり安定したミッションクリティカルなシステムの有効期間を延長し、その価値を最大限に引き出すことが可能になります。また、高額でリスクの高いRISE上でのS/4HANAへの移行を行うことなく、最大90%の保守コスト削減を実現できます。
(米国ラスベガス – 2025年6月5日) – エンタープライズソフトウェアのサポート、イノベーションソリューションをエンドツーエンドで提供するグローバル企業であり、Oracle、SAP、VMwareソフトウェアに対する第三者保守サービスの主要なプロバイダーであるRimini Street, Inc. (Nasdaq: RMNI)は、SAP ECC 6.0およびS/4HANAのすべてのバージョンに対するフルサポートの提供を2040年まで延長したと発表しました。SAPは、SAPの年次サポートを継続し、フルサポートを受けたい顧客に対し、S/4HANA on RISEへの移行を要求していますが、リミニストリートのサービスではそのような移行を行う必要がありません。
リミニストリートのSAP顧客、イノベーションを自己資金で実現するための長期的なコスト削減を獲得
現在リミニストリートのRimini Support™ for SAPを利用している顧客は、SAPによる保守終了日の影響を受けません。リミニストリートを信頼できる唯一のパートナーとして活用することで、他に類を見ないサポート、サービス、ガイダンスを受けながら、顧客は、システムを円滑に運用し続け、税務・法的要件への完全な準拠を維持しつつ、IT予算の節約分をイノベーションへの再投資に充てることが可能です。
リミニストリートは15年以上前にRimini Support™ for SAPを開始し、現在ではSAP ECC 6.0およびS/4HANAの数百の顧客をサポートしています。今回発表されたSAP ECC 6.0およびS/4HANAに対するサポートの15年間の延長は、既存顧客だけでなく、新たにリミニストリートのサービスを導入する顧客も対象となります。これにより、SAPソフトウェア投資から最大のROIを引き出し、年間最大90%の保守コスト削減を享受し、価値の低いS/4HANA on RISEへの移行に伴うコストやリスクを回避することが可能になります。
オートバックスグループのIT基盤を担う、株式会社オートバックスデジタルイニシアチブ、代表取締役社長・則末修男氏は、次のように語りました。「リミニストリートがすべてのSAP製品を2040年までサポートするという発表は、私たちのようなSAP ECCユーザーにとって非常に喜ばしいニュースです。私たちは2016年からRimini Support™ for SAPを利用しており、その品質に非常に満足しています。リミニストリートのサポートを受けながらECCシステムを2040年まで継続利用できる選択肢が得られたことで、多くの新たな可能性が開けました。特に現在、次世代のIT基盤とアーキテクチャを構築している最中で、予算と納期のバランスをとる必要がある私たちにとって、リミニストリートの継続的なサポートは、当社が賢明な道筋を模索するための時間、資金、そして柔軟な選択肢を与えてくれます。」
リミニストリートCEOのSeth Ravinは、次のように語りました。「業界アナリストによれば、約2万社のSAP ECCライセンス保有企業がS/4HANAのライセンスすら取得しておらず、S/4HANAのライセンスを取得している企業の多くも、S/4HANAまたはS/4HANA on RISEへの移行を完了していません。SAP ECC 6.0や初期のS/4HANAバージョンは、リミニストリートの実績ある迅速なSAPサポートによって、15年以上にわたり、優れた性能と安定した動作を提供できます。SAPユーザーは、莫大なコストやリスク、業務中断を伴うソフトウェア移行をする必要はありません。多くの企業が、そのようなソフトウェア移行について、エンタープライズAIやワークフロー・業務自動化など、即時的な価値をもたらす新技術への投資と比べて、必要性が低く価値も少ないと感じています。」
リミニストリート、SAP ECC 6.0およびS/4HANAの全バージョンの有効寿命を延長
SAPによるECC 6.0のメインストリームメンテナンスは2027年までに終了予定ですが、エンハンスメントパック0~5を使用している場合、その終了日は2025年12月31日となっています。同様に、SAP S/4HANAにはすでにメインストリームメンテナンスが終了している、あるいは2025年、2026年、2027年に終了予定のリリースが複数存在します(バージョンによって異なります)。SAPは一部のECC 6.0およびS/4HANAバージョンに対して延長保守を提供していますが、すべてのバージョンが対象ではなく、またそのコストは大幅に増加します。メンテナンス終了日の詳細な一覧は、こちらから確認できます。
リミニストリートの顧客は、ベンダーによる強制的なアップグレード、移行、再プラットフォーム化といった、終わりのないサイクルやリスクを回避し、以下のメリットを享受できます:
- SAPの年間サポート費用を最大50%削減、サポートコスト全体では最大90%のコスト削減が可能
- 専任のプライマリーサポートエンジニア(PSE)が担当し、世界中のSAP専門家チームと、リミニストリート独自の特許取得済みAIツールとプロセスによる迅速かつ正確なソリューションを提供
- カスタマイズにも追加費用なしで対応する包括的なサポートにより、日々のIT運用コストを削減し、自社の競争優位性を支えるプロセスを維持
- 重大なケースには10分以内の対応を保証するSLA、2024年には、プライオリティ1および2のケースで平均2分未満の対応時間を実現
リミニストリートCEOのSeth Ravinは、次のように語りました。「今後5年から10年の間に、ERPの未来は根本的に変わると私たちは予測しています。従来のERPソフトウェアは、新しく、より高速で柔軟なエージェント型ERPプロセスに置き換わるでしょう。私たちはすでにこれを顧客向けに導入し始めています。すでにリミニストリートの顧客は、IT運用コストを合計で90億ドル削減しており、不要で高コストかつリスクの高いアップグレード、移行、再プラットフォーム化に煩わされることなく、自らの手でイノベーションを推進するための資金を確保しています。リミニストリートの顧客は、変革を起こす側であり、変革される側ではありません。」
イノベーションへのスマートパスについてはこちらをご覧ください。