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経営者のとるべき5つのポイント-アフターCOVID19に向けてのIT戦略とコスト課題

脇阪順雄
< 1 分(想定読了時間)

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が続くなか、この新しい危機に対して、どのように対応すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による経済の混乱の中、経営からみて、 どこに焦点をおいてIT投資の意思決定をするべきか、5つのポイントに絞って解説 してみました。CFOのみなさんにとっても現在の優先事項であり、重要分野への 予算の確保が緊急な課題になる中、企業としてどのようなIT戦略が必要かのヒント になれば幸いです。

COVID-19による経済の混乱は、リーマンショック以上と報じられ、一部には第二次世界大戦以降の経済危機であるとも言われています。リーマンショック以降、世界 の経済は拡大を続け、経営者の目標はいかにビジネスを拡大するかに向けられてき ました。しかし、COVID19に伴うこの混乱の中で、混乱を切り抜けとその先の成長 のため、どこからリソースを確保し、どこに投資を行うのかが、今、一層重要なポ イントになっています。

そのような状況の中で、ITはさらなる重要な要素を構成することになります。今ま では、多くの経営者にとって苦手意識があったITは、情報システム部門の聖域と なってきました。しかし、COVID-19対策、および、アフターCOVIDを生き抜くため には、デジタル技術活用は必須であり、IT投資は、CEO、CIO、CFOなども含めた、 経営判断が必要な重要事項となります。

ここでは、経営からみて、どこに焦点をおいてIT投資の意思決定をするべきか、5 つのポイントに絞って解説します。CFOのみなさんにとっても現在の優先事項であ り、重要分野への予算の確保が緊急な課題になる中、企業としてどのようなIT戦略 が必要かのヒントになれば幸いです。

ポイント1【本当に投資が必要な領域はどこか優先順位を明確にする】

このような困難な経済状況の中において、企業を存続させつつ、経済の再スタートに向けて準備をすることが重要になります。企業を存続させるために緊縮予算が求 められる中、限られた経営リソースをどのビジネス戦略に集中させるかは非常に重 要な経営判断と思います。特に、このような経済状況のもとにおいては、IT投資戦 略やITロードマップはこの経営判断と完全に同期をすべきと考えます。経営者から するとわかりにくいITではありますが、積極的にIT戦略に関与し、本当に必要な領 域にIT投資が行われているかを確認する必要があります。

ポイント2【不要不急のコストを洗い出し、投資原資を作る】

必要な投資を維持するためには、不要不急のコストを洗い出し、削減していくことが非常に重要です。ITコストの構造を見ると、多くの企業において、ERPなどの基幹 システムの維持・拡張に全体の90%のコストを使っているとの調査もあります。基 幹システムは、企業の維持に非常に重要な仕組みである一方、現在ではそれだけで は付加価値が生まれない分野となっています。その重要性から聖域化されていて、 改革に手が付けられていない企業が数多くあります。例えば、弊社の第三者保守 サービスを利用することにより、このコストを最大90%削減できる可能性がありま す。弊社の多くの顧客では、これにより、本来投資すべきプロジェクトへと再投資 をされています。

ポイント3【デジタル技術への投資を継続する】

IT投資は、短期的にはテレワーク対応等に充てられるかと思います。しかしながら、この短期的な対応は1~2か月で終了し、COVID-19終了後の新たな競争に対しての 備えを行うことになります。経営者は新たな戦略を立案しますが、現代において、 デジタル技術がサポートしないビジネスは非常に考えにくい状況となってきていま す。企業の戦略ポートフォリオに基づき、いかにデジタル投資を維持する、もしく は、増やすことができるかが、新たな競争に勝ち抜くために必要となってきます。 また、COVID-19対応のためにも、オフィス型からリモート・ワーク型の働き方に 切り替えるためにも、デジタル技術は不可欠になります。

ポイント4【部門を超えた経営判断をする】

日本企業においては、ITシステムは各ビジネス部門、もしくは、各地域(国)が主導して導入されているケースがあります。そのために、多くの部門、地域が意思決定に 参加をし、賛否両論で結論がでるのに時間がかかる、もしくは、決定ができないケー スが散見されます。これにより、IT統制の取れている欧米企業に対し、新しい戦略に 出遅れが発生してしまう可能性があります。これをさけるために、経営戦略に則した 全体のポートフォリオ管理とさらなる統制が必要となります。

ポイント5【経営陣はIT戦略への関与を強める】

ここ数年、新しい働き方が求まれている中、COVID-19の混乱によって、ITが働き方の改革に強い影響があるが、その進捗は思った以上に遅れていると露呈しました。こ れは、情報システム部門だけの問題ではありません。例えば、紙の契約書と捺印とい ったビジネスプロセスがいまだに残り、先進的な国や地域では当然といる電子承認、 電子契約の仕組みの構築が大きく遅れています。経営陣は、もっとIT戦略に対して 関与を強め、最新テクノロジーを使った新しい働き方に投資の方向性を変えるべきで あると考えています。また、CIOは情報システム部門の長ではなく、経営者の一人と しての意識がさらに強く求められます。また、CFOはCIOのよきパートナーになり、 IT戦略への関与を深める必要があります。

以上、IT投資の意思決定をどうするべきか、5つのポイントを解説しました。IT業界は、経営者の方々から見えにくいところであり、業務部門からIT部門に異動された 多くのCIOは、ベンダーへの依存性やコスト構造など、その特殊性に驚かれます。 リミニストリートは、その特異性の1つである、ソフトウェアの保守にはお金がかかるも のであるといった暗黙の了解のあるマーケットを変革すべく日々活動をしております。 皆様の会社のアフターCOVID-19の躍進に、少しでもご協力できればと思っており ます。

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