システム更新におけるメーカーのタイミングと自社のタイミングの不一致を整え
自社のタイミングに合わせたDXが可能に
ソフトウェア製品の第三者保守サポートを主軸としてエンタープライズソフトウェア製品と関連サービスを世界的に展開し、またSalesforceのパートナーとして業界をリードするRimini Street, Inc. (Nasdaq: RMNI) は、ヘルス&ビューティーの領域で「新しいライフスタイル」を提供する新日本製薬 株式会社(本社:福岡市、代表取締役社長CEO:後藤孝洋)が、SQL Server 2012の保守切れに伴いRimini Streetに保守を切り替えたことを発表しました。
■賢い選択を可能にするRimini Streetの第三者保守サービス
新日本製薬は、「世界中の人々の健やかで心豊かな暮らしの創造」をビジョンに掲げオフライン・オンラインを問わず、お客様へ快適なライフスタイルを提供しています。また同社では、中期経営計画「VISION2025」に従って、ITやデジタルを活用してお客様により安心安全でより使いやすいサービス環境を提供し、また業務の効率化・自動化を推進する中期情報化戦略を『攻めのDX戦略』と位置付けて、フロントエンドのECシステムからバックエンドの基幹システムの再構築に注力しています。
同社は、この中期戦略を進めるにあたって、2021年から5か年のロードマップを制作していました。ところが、基幹システムで使用していたMicrosoftのSQL Server 2012が2022年7月12日にサポート終了を発表し、それに伴うバージョンアップが必要になったことから、当初想定していなかった予算確保やロードマップ変更の必要性が生じました。これは、新日本製薬が理想とするシステム刷新のタイミングと、メーカーが指定するバージョンアップのタイミングが合わず、経営計画や中期戦略に従ったロードマップに則ることができないことを意味しており、予算と期間の両面で大きな支障をもたらす可能性があります。これまで新日本製薬はシステム運用にあたって、パッケージシステムを要件に合わせてカスタマイズしながらバージョンアップの必要性に応じて対応していました。しかし、『攻めのDX戦略』を優先的に実行していくことを考慮した場合、バージョンアップは投資効率が悪く、結果として必ずしも必要のないIT投資であると考えました。
そこで新日本製薬はRimini Streetが提供している「第三者保守サービス」を検討しました。ソフトウェア第三者保守の代表的存在であるRimini Streetから説明を受け、第三者保守サービスを導入することで、サポートが終了している既存システムの運用もこれまで通り運用することができようになる点や、保守費用の大幅な削減を行うことができる点、そしてこれまでの当社の実績を評価いただき、導入が決定しました。
新日本製薬はこの選択によって、メーカーが求めるサポート終了時のバージョンアップへの対応という従来のIT業界に存在していた運用形式から脱却することができ、DXを推進できるようになりました。Rimini Streetはこれからも顧客本位のITロードマップを支えるパートナーとして活動してまいります。
■SAPやOracleだけじゃない。企業のIT戦略を支えるRimini Streetの第三者保守サービス
各企業の事業戦略に合わせたITロードマップの推進を支援するRimini Streetでは、SAPやOracleといったエンタープライズソフトウェアだけではなく、MicrosoftのSQLサーバーやIBMのDb2も含めた包括的サポート態勢を確立、維持しています。現在使用中のバージョンを問わずRimini Streetでは初期サービス開始後、最大15年間のサポート可能なため、企業は自社のシステム刷新・変更が余裕をもって可能になります。この期間を設けることで、企業は自社に最適化されたシステム環境を構築することができます。
また第三者保守サービスでは、上記のサポート範囲に加え、大幅なコスト削減や、2021年度カスタマーサポート表彰制度にて最優秀賞を受賞したサポート体制※1を提供いたします。新日本製薬様に対しては、約60%の保守費用削減、そして安定的な稼働を実現し、これまで以上のシステム環境の運用を提供しております。
※1 2021年9月16日 東京–日本Rimini Street株式会社は、公益社団法人企業情報化協会(IT協会)の2021年度(第22期)カスタマーサポート表彰制度において最優秀賞を受賞いたしました。(詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000013713.html)