ウシオ電機は、購買、販売、生産計画、在庫管理、プロジェクト管理、倉庫管理、財務会計、管理会計と、SAP システムを非常に広範囲に活用している上、アドオンやさまざまな独自システムもしくは他のパッケージシステムとも連携させている。既にSAP ECC 6.0 のサポートが 2025 年に終了することが分かっており、どうすべきか迷っていた。SAP S/4HANA へ移行するとなれば、全社的な取り組みは必須だ。ただ、当時は、SAP S/4HANA に移行しているユーザー企業の実例もあまりなく、自分たちの計画とは異なるスケジュールの中で、ビジネスや業務のやり方を変え、全社一丸となった体制を作って、早急に取り組むのは難しいと考えていた。
ウシオ電機は、2018 年 8 月に日本リミニストリートと契約。移行に向けた活動を経て、2019 年 1 月から完全に第三者保守サービスに切り替えた。日本リミニストリートはユーザー各社に対し、平均 15 年以上の経験を持つ専任サポートエンジニアをアサインし、バックアップとして機能や技術のエキスパートチームが控えるという体制をとっている。「ユーザー企業から聞いていた通り、レスポンスが非常にいい。問い合わせに対する受領メッセージや続く回答も早く、保守のプロフェッショナルだと感じます。専任の方は、過去のわれわれの問い合わせ内容などを理解した上で対応してくれます。非常に安心感があります」と評価する。