リミニストリートがSAP HANA Databaseのサポートを開始

SAP製品ラインのサポートを強化、
グローバルでのSAPサポート事業の収益が前年対比30%増

2016年5月16日、ラスベガス発  – SAP SE(NYSE:SAP)のBusiness SuiteBusinessObjects、Oracle Corporation(NYSE:ORCL)のSiebelPeopleSoftJD EdwardsE-Business SuiteOracle DatabaseOracle MiddlewareHyperionOracle RetailOracle Agile PLMなど、エンタープライズソフトウエア向けの保守サービスを提供する大手独立系企業のリミニストリートは本日、SAP HANA Databaseに対する保守サービスの開始を発表しました。本サービスは、関連するHANAプラットフォームコンポーネントも対象とし、世界各地で本日より提供されます。

リミニストリートはまた、2016年3月31日現在グローバルでのSAPサポート事業の収益が前年対比で30%増加したことも発表しました。サポート製品にSAP HANA Databaseが加わることで、リミニストリートが保守サービスを提供するSAPおよびOracle 製品ラインは12となり、独立系企業としてエンタープライズ・ソフトウェア市場で最も多くのサポートを提供する企業となりました。

リミニストリートのSAP HANA Databaseサポート

SAP HANA Databaseはインメモリー技術を使用したカラムストア型データベースで、SAPライセンシーの一部で採用されています。主に、SAP Business Warehouse、SAP Business Planning and Consolidationなどの分析/ビジネス インテリジェンスアプリケーションで使用されています。SAP HANA Databaseは単体だけでなく、特定のSAP ERPアプリケーションとの併用も可能です。リミニストリートはSAP HANA Database のすべての利用形態に対応しています。

本日から提供されるSAP HANA Databaseプレミアムサポートは、SAP製品に平均で15年以上の経験を有するHANA認定エンジニアが行います。このサポートモデルでは製品サポート、データベースの正常性検査とチューニング、セキュリティサポート、相互運用性など、革新的なデータベースサポートを提供し、年間のサポート費用を50%削減できます。リミニストリートでは2011年以降、Oracle Databaseを利用する世界中の数百の企業に同様のサポートを提供しています。

Constellation Research, Inc.の創設者でプリンシパル・アナリストでもあるR・レイ・ワン(R ‘Ray’ Wang)氏は次のように述べています。

「エンタープライズ ソフトウェアの利用者にとってサポートにいくつかの選択肢があることは重要です。競争力のある環境を構築する上で、独立系のサポートプロバイダーは重要な役割を果たしています。今回の対応で、SAP HANA Databaseのサポートをベンダーから独立系企業に移行できるので、SAPライセンシーのROIと顧客満足度は向上するでしょう」

SAP HANA Databaseのライセンシーは、コストとサービスの点でSAP ERPと同じ課題を抱えています。年間のサポート費用は高額で、アップグレードにもコストがかかります。サポートプロセスや対応も十分とはいえません。特に、SAP HANA Databaseを既存のSAP環境に統合する場合、データベースの運用にIT予算の大半が費やされ、革新的な新規プロジェクトへの投資が大幅に制限される可能性があります。リミニストリートへの移行によりSAP HANA Databaseの迅速なサービスが提供され、全体の保守コストを最大で90%削減し、より重要なプロジェクトへの投資が可能になります。

豊富な実績を誇るリミニストリートのデータベースサポート

リミニストリートはデータベースサポートで豊富な実績を残しています。Oracle Databaseのサポートは2011年に開始し、現在では世界中の約300の顧客とサポート契約を結び、単一のサーバー環境や数千のデータベースサーバーから構成される複雑な環境、45TBのデータストレージまで、様々なデータベース環境にサービスを提供しています。

リミニストリートは、他のサポートプロバイダーにはない総合的なデータベースサポートを用意しています。少なくとも15年は顧客がデータベースを安心して利用できるように、専任のエキスパートが特色あるサービスを提供しています。データベースサポートサービスの内容は次のとおりです。

  • 製品サポートサービス

平均で15年の経験を持つ専門家が診断と問題の解決を行います。専門家をお客様が指定することができます。

  • セキュリティサポートサービス

問題の発生を未然に防ぎ、重要な資産と情報を保護します。

  • データベースの正常性検査サービス

すべてのプラットフォームとリリースでデータベースの状態を確認し、問題の発生を未然に防ぎます。

  • 相互運用性サービス

相互接続されているアプリケーションコンポーネントやアーキテクチャとデータベースの間に存在する潜在的な問題を識別し、解決します。データベースのアップグレードもサポートします。

  • データベースチューニング/パフォーマンスサービス

顧客のデータベースが常に最高の状態で稼働するように調整します。

  • 管理アーカイブサービス

利用資格のあるすべてのアップグレード、アップデート、パッチ、ドキュメントを含むアーカイブを作成します。

たとえば、グローバルセキュリティ・サポートサービスは、サポートプログラムの一部として追加費用なしで利用できます。このサービスでは、より安全なデータベース環境を維持するために、Fortune 500の元CIOが率いる専門家チームがデータベースの脆弱性を識別し、問題を解決しています。技術とアーキテクチャに関するアドバイスを行うセキュリティガイダンスと事前対応型のインテリジェンスサービスにより、ベンダーが脆弱性に対応する前に、適切な予防とリスク回避を行うことができます。

Oracle DatabaseとSAP HANA Databaseの両方を唯一長期間サポート

大半のSAP HANA Databaseのライセンシーは、Business Warehouseなどの分析/ビジネスインテリジェンスソリューションの一部としてデータベースを利用しています。SAP ERPアプリケーションソフトウェアとOracle Databaseを併用しているため、SAP環境に異なるベンダーのデータベースが存在しています。SAPは、SAP経由でライセンスされたOracle Databaseの統合サポートを2019年12月31日以降も継続することを表明していません。リミニストリートでは、Oracle DatabaseとSAP HANA Databaseの両方に対する長期サポート(契約開始から最低で15年)を提供しています。これにより、SAP ERP全体と混合データベース環境のサポートを1つのプロバイダーから受けることができます。

リミニストリートに切り替えることで、SAP環境全体のサポートを受けられるだけでなく、環境内のコンポーネントに対するサポートの中断を回避できます。サポート期間を気にせずに最適なデータベースプラットフォームを利用し、サービス費用の削減とサービスレベルの向上を実現できます。

SAPサポート事業の成長と顧客の成功

世界中で、独立系のリミニストリートのサポートを選択するSAPライセンシーが増加しています。リミニストリートのSAPサポート事業の収益は前年対比で30%増加し、SAPサポートの契約数は昨年よりも35%増加しています。顧客は75か国以上に存在し、顧客数は200を超えています。

世界各地に拠点を持つ企業のサポートニーズに応えるため、リミニストリートはSAPサポートチームを世界的に展開しています。この結果、SAPクライアントの問題解決と顧客満足度で、予測以上の成果を挙げています。

傑出した、受賞歴豊富な顧客サービス

リミニストリートのサービスモデルでは、プライマリーサポートエンジニア(PSE)を最前線に配置し、顧客に直接サービスとサポートを提供しています。サポートは24時間、365日利用でき、30 分以内の対応を保証しています。PSEは、それぞれのアプリケーションとテクノロジに精通した専門家で、平均15年の経験を有しています。顧客満足度は5点満点で4.8点に達しています(5が「すばらしい」に相当)。

リミニストリートのプレミアムサービスモデルと経験豊富なエンジニアによる顧客サービスは高く評価され、様々な賞を受賞しています。最近では、スティービーアワードの「カスタマーサービス部門・オブザイヤー」の銀賞(5年連続)、ゴールデンブリッジアワードの「カスタマーサービスチーム・オブザイヤー」や「IT部門・オブザイヤー」など、3つの権威のある賞を獲得しました

リミニストリートの最高経営責任者(CEO)であるセス・ラビンは次のように述べています。

「サービスポートフォリオにSAP HANA Databaseが加わり、より多くのSAPライセンシーに弊社が誇る最高のサポートの提供が可能になりました。このサポートにより、弊社のお客様はSAP環境全体で不要なアップグレードを避け、SAP HANA Databaseプラットフォームに対する投資を最大限に生かすことができます。弊社は引き続き世界各地のSAPおよびOracleライセンシーに革新的で付加価値の高いサポートサービスを提供し、弊社のお客様がビジネスの成長と競争力向上につながる戦略的な展開に集中できるように支援してまいります。」

SAP HANA Databaseサポートの対象範囲と開始時期

リミニストリートのSAP HANA Database サポートは本日より開始しています。データベース単体だけでなく、SAPアプリケーションと併用の場合にもサポートの対象となります。このサポートは、すべてのHANA Database Support Package Stacks(SPS)とリビジョンを対象としています。また、次のHANAデータベースコンポーネントもサポート対象となります(これ以外のコンポーネントもサポート対象の場合があります)。

  • HANA Database
  • HANA Studio
  • HANA Client
  • HANA Host Agent
  • HANA Information Composer
  • HANA Advanced Data Processing
  • HANA Spatial
  • LT Replication AddOn
  • LT Replication Server
  • SAP BusinessObjects Data Services
  • HANA XS Engine
  • HANA XS Advanced Runtime

詳細については、Twitter (@riministreet ) で当社をフォローしてください。また、 FacebookLinkedIn をご覧ください。

 

リミニストリートについて

リミニストリート(Nasdaq: RMNI)は、エンタープライズソフトウェア製品とサービスのグローバルプロバイダーであり、OracleおよびSAPのソフトウェア製品に対する第三者保守サポートにおいて業界をリードしており、またSalesforceのパートナー企業でもあります。リミニストリートは、エンタープライズソフトウェアライセンシーにおいて、大幅にコストを削減し、イノベーションのためにリソースを解放し、より良好な業績結果を達成することが可能となる、プレミアムで、非常に応答性が高い、統合型のアプリケーション管理およびサポートサービスを提供しています。今日までに業界を問わず、フォーチュン500およびフォーチュングローバル100企業、中堅企業、公共セクター組織等を含む3,500社以上の顧客が、信頼できるアプリケーションエンタープライズソフトウェア製品とサービスのプロバイダーとして、リミニストリートにサポートを委託しています。詳細は、 https://www.riministreet.com/jp/ をご覧ください。またTwitter(@riministreet)、FacebookLinkedIn でリミニストリートをフォローしてください。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースには、過去に関する事実ではなく、1995年米国民事証券訴訟改革法のセーフハーバー規定に定義する将来見通しに関する記述が含まれています。通常、将来見通しに関する記述には、「かもしれない」、「はずだ」、「だろう」、「計画する」、「意図する」、「予知する」、「考える」、「推定する」、「予測する」、「可能性」、「思われる」、「求める」、「継続する」、「将来」、「~する」、「期待する」、「見通し」などの単語や、その他類似の語句や表現が使用されます。本プレスリリースで後述する株式の公募引受により調達した資金の使途予定についてのリミニストリートの予想に関する記述は、全て将来見通しに関する記述です。これらの記述は、リミニストリートのビジネスに関連する多くのリスクおよび不確実性に左右されるものであり、実際の結果は大きく異なる可能性があります。これらのリスクおよび不確実性としては次のもの(ただしこれらには限定されない)が挙げられます。COVID-19のパンデミックの期間と当社の事業に与える経済的、業務的、財務的影響およびCOVID-19のパンデミックに対する政府当局、顧客または他者の対策。当社の事業、または当社の現在および将来の顧客の事業を混乱させる破局的な出来事、リミニストリートが活動するビジネス環境における変化(リミニストリートが活動する業界に影響を与えるインフレや金利、一般的な財務、経済、規制、および政治的な状況などを含む)。既存訴訟、政府当局による調査、又は新規訴訟における不利な展開。好条件で追加のエクイティ又はデットファイナンスによる資金調達の必要性および可能性と当社が成長するための取り組みとして、投資の増加に資金を提供するために、事業からキャッシュフローを生み出す能力。当社の流動性の基準を満たす現金および現金同等物の充足性。シリーズA優先株(13.00%)の条件および影響。税金、法律、および規制の改正。競合製品と価格設定。増益管理の困難性。近い将来に展開することが期待されている製品およびサービスに追加して、直近に発表した製品およびサービス(Application Management Service(AMS)、Rimini Street Advanced Database SecurityおよびSalesforce Sales Cloud並びにService Cloud製品に関するサービス等を含む)の顧客の採用。リミニストリートの経営陣の終任。リミニストリートの株式の長期的な価値の不確実性。リミニストリートが2020年8月5日に証券取引委員会に提出したリミニストリートのForm 10-Qによる四半期報告書の「Risk Factors」および2020年8月18日に終了したリミニストリートの普通株式の公募引受に関する2020年8月14日付の目論見書補完書類に記載している事項、および適宜それら事項についてリミニストリートがSECに提出するその他書面に更新される事項。さらに、将来見通しに関する記述には、本プレスリリースの発表時点でのリミニストリートの将来の事象に関する期待、計画、または予測、および考えが示されています。リミニストリートは、後発事象や今後の進展がリミニストリートの評価を変える原因になると予想しています。ただし、リミニストリートは、これらの将来見通しに関する記述を将来のある時点で更新することを選択する可能性がある一方で、法律で要求されていない限り、そのような義務を明示的に否認いたします。これらの将来見通しに関する記述は、本プレスリリース発行日後の時点におけるリミニストリートの評価を表すものとして依拠されるべきではありません。

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