Oracle Exadata ユーザー企業に有効な移行モデルを公開!

– Oracle DB保守半額!フラッシュストレージも永久保証!を実現する移行法とは –

Kraton Technology

目次:

Oracle Exadataの保守費用半額は実現可能?
リミニストリートが提供しているサービス
トラブル発生!Oracleとリミニストリートの対応の違い
Exadataから脱出するまでの流れ
保守費用の節約分、貴社は何に当てますか?

Oracle Exadata の運用コストの削減は実現可能?

Oracle ExadataはOracleデータベースに最適化されたサーバーおよびストレージを備えたハードウェアで、Exadata上でのみ利用可能なSmart Scanなどの機能を持ちデータベースの性能を大きく向上できたことから国内でも導入が広がりました。しかし上昇し続けるOracleデータベース保守コストを低減したいお客様にとって、高価なハードウェア保守コストおよびハードウェア保守期限到来による新モデルへの買い替えコストが問題となっています。このBLOGではExadata環境でのOracleデータベース運用コストの低減方法についてお伝えしたいと思います。

まずソフトウェア部分の保守コスト低減についてです。2020年にリミニストリートが実施した調査の結果では、回答者の4分の3(75.5%)が10台以上のOracle Databaseインスタンスを所有しており、100台以上のインスタンスを所有する回答者は前回調査より7%増加していました。データへの依存が高まる中、インスタンス数が100を超える回答者の割合が7%増加したのは驚くことではありません。インスタンス数が10を超える企業の割合は変わっていません。インスタンス数の増加は、Oracle社のリリースサイクルに追随できないという課題をさらに悪化させているように見えます。

動画で詳しい解説を見る:Oracle Databaseとサポートの価値に関するライセンシーの見解

さらにこの調査では、回答者の68%がアップグレードのペースについていくのに苦労していることが明らかになりました。障壁となっているのは、古いデータベース・バージョンのサポートを維持するために、アップグレードのコストと労力を捻出することです。コストに見合う効果が得られないのにサポートを辞められないこの状況は、まさにロックインです。Exadataの場合、ハードウェアの保守も存在するため、このロックインはさらに強まります。画期的な新機能が今後出てこないのであれば、それと引き換えに、アップグレードを強制せず、いつでもフルサポートを受けられ、問題が起きれば24時間365日すぐに対応してくれて、しかも半分のコストで提供してくれるようなサポートは存在しないのでしょうか。いえ、存在します。実はそれがリミニストリートです。

リミニストリートが提供しているサービス

リミニストリートの特徴的なサービスをご紹介します。

  • SAP社, Oracle社, IBM社, マイクロソフト社に代わり、ソフトウェア保守サービスを提供します。
  • SAP社, Oracle社, IBM社, マイクロソフト社の現在の年間料金から50%削減
  • お客様が現在利用中のバージョンを最短15年間サポートします。
    その間、アップグレードを貴社に強制することはありません。
  • 日本を含む 200ヶ国の税および法改正に関連する更新情報を提供します。
  • ユーザー開発(アドオン)プログラムも標準サポートとして提供します。
  • 当社は、ISO9005:2015 と ISO27001:2013の認定を取得している第三者保守サービスプロバイダーです。
  • 当社の保守サービスには、専任のサポートエンジニアの任命、24 時間365日の迅速なレスポンスなど、手厚いサービスが含まれています。
  • お客様毎に経験豊富なシニアエンジニアをアサインします。実務経験が平均 15 年の専任サポート エンジニア (PSE) がそれぞれのお客様を担当
  • 日本リミニストリート株式会社のサポートは、公益社団法人企業情報化協会の2021年度カスタマーサポート表彰制度にて「最優秀賞」を受賞しました。

参考資料を読む:Oracleのコストを削減し、企業にとって重要なことに投資する -貴社のロードマップを取り戻すために-Oracleコスト削減の留意点

能書きだけではありません。その素晴らしいサポートチームを紹介します。リミニストリートにはOracle データベースとExadataのエキスパートが数多く在籍しています。そのサポートエンジニアたちのリードを務めるのは、マーク・スミスです。データベース・アドミニストレータ―(DBA)として25年以上の経験を持ち、Exadataの最初のバージョンからのユーザーです。またテクノロジー・サポート部門のディレクターを務めるロバート・フリーマンは20年以上のDBA経験を持ち、Oracle社在籍時にExadata X-2以降の開発に携わり、Oracle社公式書籍を含む20冊以上のOracleデータベース専門書を執筆しました。そして2人を筆頭に平均経験15年以上の数多くのサポートエンジニアが各タイムゾーンに存在し、世界中のお客様の使用するOracleデータベースをサポートし続けています。

トラブル発生! Oracle とリミニストリートの対応の違い

ある時Exadata X6-2上でOracleデータベース11.2.0.4をお使いのお客様で、Exadata 主系-副系DB間のredoログ同期のタイムラグがお客様のBCP基準上、許容範囲を超過するトラブルが発生しました。

障害はExadataへのパッチ適用 (四半期フルスタックダウンロードパッチ/QFSDP) で始まり、すぐに主系-副系DB間のredoログ同期のタイムラグが異常値を示しました。このタイムラグは大量トランザクション実行中に大きくなり、このままではBCPシナリオのいずれかが発動した際に許容できないデータ損失のリスクをビジネスに与えていました。

Oracle社に重大度1(Sev1)で問い合わせましたが、1週間経過しても意味のある進展はありませんでした。お客様は運よくビジネス上の理由からリミニストリートと契約したばかりで、お客様は藁にもすがる気持ちで同じ問題をリミニストリートに依頼しました。問い合わせを受けたリミニストリートのサポートチームは顧客と電話で接触、問い合わせの背景、Oracle社調査状況、および顧客システム内に配置されたリモートの共有フォルダに集約された情報のうち約30を独自手法に基づき根本原因特定のため調査しました。

収集情報にはExadata インプット/アウトプット・リソース・マネジメント(IORM)のメトリック、自動ストレージマネジメント(ASM) 読取時間, 並列化設定が含まれていましたが、根本原因としてQFSDPパッチによりIORMのプランが変更され、IORM自体がExadataの性能を絞っており、結果として読取時間が16倍になっていたためであることを特定しました。リミニストリート社のエンジニアは、Exadataの経験から、IORMリソース・プランの実装が問題を引き起こしていることがわかりました。顧客はタイムラグ解消が重要であれば即時にIORMを無効化することができ、可用性がよりクリティカルな場合のみIORMを有効化すれば問題を抑止できます。さらに調査の結果、Exadataが並列化過剰(オーバー・パラレリズム)の状態になっていることがわかりました。Exadataでは処理の大半をストレージ・セル(固有のプロセッサを持つ)に最大限オフロードできるため、クエリ件数が多い場合並列度を下げることでパフォーマンスを改善できるのです。

このように、Oracle社がパッチの副作用にフォーカスしパッチの調査を優先したアプローチを取ったと思われるのに対し、リミニストリートは熟練者による根本原因特定を優先し、早期に解決することができました。またこの件からの教訓は、パッチ適用は常にリスクを伴うことから、ビジネス上の必然性がないパッチ適用はリスクしかなく、本来避けるべきだということです。

Exadata から脱出するまでの流れ

それではここで、Exadataから脱出することができた事例を見ていきましょう。1つ目の事例はクラウド上のサーバーに移行した事例です。大規模なデータベースを1年がかりで専用機からクラウドに脱出させた例です。非常に重要なアプリケーションだったため、工数をかけ、アプリケーションの設計変更も含めた移行により、ハードウェアコストを劇的に下げることができました。

もう一つの例は、リミニストリートを活用してソフトウェア保守コストを半減させ、Exadataのハードウェア部分の保守をハードウェア第三者保守ベンダーに切り替えて捻出した費用を、新規サーバーおよび高速ストレージの選定・購入・移行費用に充当して、性能確認後にExadataを廃棄して新ハードウェアに移行した、二段階移行の例です。

ここでは、2つ目のパターンを、先進ストレージ・ベンダーであるピュアストレージ社製品と組み合わせた例をソリューションとしてご紹介します。

ピュアストレージ社は先進ストレージ・ベンダーとして、数多くのシステムの高速化やExadataの脱出事例をお持ちのベンダーです。国内でも株式会社NTTぷらら様、ソニー様に製品を提供していますが、Exadataと同等の性能をコモディティのサーバとの組み合わせで実現可能なストレージの高速性、リーズナブルな価格、定期的に最新コントローラを入手可能な先進的保守制度の提供に加え、無償の導入前POCを提供されていることが大きな特徴です。これにより、お客様は最小限のリスクでExadataの買い替えか、それともピュアストレージを活用した汎用ハードウェアへの入れ替えかを購入前に判断することができます。

保守費用の節約分、貴社は何に当てますか?

最後にリミニストリートのソフトウェア第三者保守とピュアストレージ+汎用サーバー構成での5年間費用比較をしてみました。それによれば、既存ExadataとOracle社による高額な保守をあと5年間使い続けるよりも、同等性能の新サーバーとピュアストレージを購入し、リミニストリートのソフトウェア保守に切り替えて5年間使用する方が、費用が半分となる見通しとなることがわかりました。

もし貴社でもこのようにしてExadataの保守費用を半額に低減できたら、その節約分を何に当てますか? おそらく、DXを体現するトランスフォーメーションやAIの導入などを通じて、貴社のロードマップ実現を加速させることができるでしょう。もしそのようにお感じになられたらぜひ弊社にお声がけください。お待ちしています。

参考資料を読む:調査レポート Oracle Databaseの価値とサポートに関するライセンシーの見解

本Blogに関するご質問などございましたら、ぜひこちらからお問い合わせください。

トピック: