The Rimini Street Wayに従う
市場
リミニストリートは、効率的なやり方で高品質の製品とサービスを 提供するよう努めています。一方、企業目標を追い求めながら、誠 実さと倫理的な業務遂行を高い基準で堅持する必要もあります。本 規範の以下セクション「The Rimini Street Wayに従う:市場」で は、この目標の達成において私達一人一人に期待されていることを 概説します。
公正な取引
リミニストリートは、当社の人材、製品、サービスの質 という点で業界リーダーとなりました。公正な取引につ いて、当社では以下のコミットメントを掲げています。
- クライアント、ビジネスパートナー、サプラ イヤー、競合他社に正直かつ真実の情報のみ 提供する。
- 競争上の優位性を得るために事実を偽って伝 えない。
- 競争する際には、いかなる違法行為にも非倫 理的な行為にも関与しない。
独占禁止法及び公正な競争
リミニストリートは、自由企業制度の枠組みにおいて合法 的かつ倫理的に競合他社をしのぐよう専心しています。そ のために、以下を実践してください。
- 不正確または不誠実な方法で競合他社の製品や サービスについて意見しない。
- 競合情報を入手する際には適法な手段のみを用 いる。
- 競合他社とその他第三者の秘密情報および知的 財産権を尊重する。
- 常に独占禁止法と競争法に遵守する。
競合他社とやり取りする場合、公式または非公式であれ、書面または口頭であれ、価格やその他販売条件の設定、 入札の調整、クライアント、販売地域、製品ラインの割り当て、または適用される独占禁止法や競争法に違反す るその他活動への関与を行う合意を一切交わしてはなりません。見本市やクライアントのイベントなど非公式な 場であっても、競合他社とそのような内容を話し合ってはなりません。
独占禁止法や競争法に違反すると、関与した個人が懲役を受ける可能性ならびに当該個人および当社双方が重大 な法定刑罰を受ける可能性があります。競争法は複雑で、国によって異なります。指針として、『独占禁止法コ ンプライアンスポリシー』を参照するか、法務部に相談してください。独占禁止法違反の疑いがある場合は、す ぐに報告してください。
Q&A
たった今、競合他社に関する秘密情報を受け取りました。 情報をもらうよう依頼していませんが、この種の情報は私にとって非常に有 用だと考えられます。どうするべきですか?
この情報を読む、コピーする、または配布する前に、法務部に連絡して情報の内容と入手経緯について説明し てください。それによって、あなたがこの情報を使用してもよいかどうか判断します。使用が許可された場合 は、法務部の指示に従って、その情報の入手元を文書で記録してください。
Q&A
あなたが業界の見本市に参加している時、あなたの担当地域で仕事をしてい る競合他社の営業担当者が「双方に利益のある」営業機会を話し合おうと昼 食に誘っています。 どうするべきですか?
その誘いに返事をする前に、法務部か倫理・コンプライアンスに相談して指示を仰いでください。
マネーロンダリング防止
マネーロンダリングとは、違法行為から得た現金や資産を合法的な金融活動に 持ち込むプロセスです。 リミニストリートの業務慣行は、当社の従業員、製品 、サービス、および施設が正当な目的にのみ使用されることを保証します。 マ ネーロンダリングに加担したり、助長したりしてはならず、当社の財務管理を 回避することを目的とした行為に従事してはなりません。 これに従わない場合 、クローバックや解雇などの懲戒処分を受ける可能性があります。
マーケティングおよび営業活動
リミニストリートのマーケティングおよび営業活動は当社の高い倫理基準を 反映し、真実で分かりやすく、すべての法律に遵守している必要があります 。以下を実施する必要があります。
- 当社の製品と競合他社の製品とを比較する場合は、真実に基 づく公正な比較のみを行う。
- 当社の広告やプロモーションについて、事実を誤って述べた り、現在または見込みのクライアントを混乱または誤認させ たりしない。
- 非倫理的または欺まん的な営業活動に関与しないように、リ ミニストリートで適用されるすべての営業ポリシーおよび手 順に従う。
- クライアントの許可を得ずに当該クライアントに対して当社 の製品やサービスを注文したり、そのような注文を記録した りしない。
競合情報
当社が扱う製品カテゴリーやサービスカテゴリーについて情報を収集するこ とは市場での当社のポジションを守る上で極めて重要ですが、合法的、倫理 的、および丁重に情報を取得するよう注意する必要があります。秘密にして おくべき競合情報を同僚、クライアント、ビジネスパートナーが保持してい る場合、当社に開示するよう勧めてはなりません。前雇用者について新しい リミニストリート従業員と話し合う際には、この規制について特に気を付け てください。
リミニストリートの業務を行う間、不注意または意図的に開示された他企業 や競合他社に関する極秘情報、営業秘密情報、専有情報を入手またはそれら の情報に気付いた場合は、倫理・コンプライアンスまたは法務部に相談する かコンプライアンスヘルプラインに連絡してください。この情報を使用した り、それに基づいて行動したりしないでください。情報を使用する権利が合 法的または倫理的にない場合、当該情報を使用してはなりません。
サプライヤーとの取引および関係
リミニストリートでは、サービスの品質やトータルコストといった客観的基準 に基づいてサプライヤーを選定しています。誠実さと企業倫理行動に関する当 社の高い基準を守り、実際に行動で示すサプライヤーと取引することを信条と しています。リミニストリートとともに仕事をする、またはその代わりに仕事 をする他者(サプライヤーを含む)が倫理的に振る舞い、『サプライヤーのた めの企業倫理・行動規範』に従って行動することを期待しています。あなたが リミニストリートの代わりに業務を行うサプライヤーやその他第三者を評価、 雇用する責任を負っている場合、それらのサプライヤーや第三者が誠実だとい う評判があり、当社の倫理基準に沿った責任ある形で行動することを確実にす るための合理的な措置を取るべきです。
覚えておくべきこと…
本規範または『サプライヤーのための企業倫理・ 行動規範』に定める倫理的および法的基準に違反 する活動に関与するようサプライヤーやその他の 第三者に依頼してはなりません。
業務上のもてなし 贈り物、食事、接
一般的に、リミニストリートは、不適切な行為を行っ ているように見えるリスクがあるため、第三者への贈 答品の提供や第三者からの贈答品の受け取りの正当性 を信じていない。そのような交換を行わないのが最も 簡便な対処法である。業務上のもてなしに関して適用 される規則を理解し、クライアント、サプライヤー、 その他当社の取引先との不適切と見られる行為さえも 避けることが重要です。
やるべきこと
- 業務上のもてなしは、本規範、法律、リミニストリ ートのその他のポリシー(『業務上のもてなしに関 するグローバルポリシー』など)に遵守する場合の み授受する。
- 業務上のもてなしは、その状況下で適切でなければ ならない。
- 接待を含む業務上のもてなしには常に適切な判断 を下す。
- 先に進む前に政府役人が含まれているかを尋ねる。
- 物品やサービスを調達する立場にあるチームメンバ ーは、不適切と見られる行為を避けるために業務上 のもてなしを受けることについて特に気を配るべき である。
業務上のもてなしの定義は広く、贈り物、食事、接待、 旅行・宿泊のほか、クライアント、サプライヤー、そ の他当社の取引先の依頼で行った慈善寄付などが含ま れます。業務上のもてなしは妥当な価格かつ低頻度で、 公然かつ透明性を持って行われ、見返りや不当な利益、 ビジネス上の優位性を期待することなく提供され、そ の他不適切と見られる行為を生み出さないものでなけ ればなりません。以下の一般的なガイドラインにも注 意してください。
やるべきでないこと
- 現金、現金同等物(例:American Express®、Visa®また はMasterCard®のギフトカード、ギフト券、ショッピン グカードなど)、その他簡単に現金に変えられる物を授 受しない。
- 贅沢または過大な業務上のもてなしを授受しない。
- わいせつな接待、性的に露骨な接待、その他リミニスト リートの評判に傷をつける恐れがある接待の授受、また はそのような接待への参加を行わない。
- サプライヤーに業務上のもてなしを求めてはならない。
- ビジネス上の決断や判断に影響を与える、または影響 を与えると見られる業務上のもてなしを受けてはなら ない。
これらのガイドラインの範囲外である、または当社の適用ポリシーに遵守しないと思われる業務上のもてなしを 提示されている、または提供したいと考えている場合は、その業務上のもてなしをやり取りする前に倫理・コン プライアンスに連絡して事前承認を得てください。詳細については、『業務上のもてなしに関するグローバルポ リシー』を参照してください。
政府役人やその家族に業務上のもてなしをする場合は特別な規則が適用します。営利を目的とした契約協定の一 環であっても、政府役人とやり取りする業務上のもてなしは、倫理・コンプライアンスの書面による事前承認が 必要です。詳細については、『腐敗防止に関するグローバルポリシー』を参照するか、コンプライアンスヘルプ ラインに連絡してください。
Q&As
私の部署の仕事に入札しているリミニストリートのビジネスパートナーか ら、地元のコンサートに行けなくなったという理由でそのチケット2枚をオ ファーされました。チケットは高価ではありません。行ってもいいですか?
いいえ。チケットの価格が高くないとしても、受け取ることは不適切となります。ビジネスパートナーはあ なたとコンサートに行くのではないので、このオファーは贈り物と見なされます。この贈り物は競争入札の プロセス中にオファーされたものであることから、チケットを受け取ることはビジネスパートナーがあなた に気に入られ、ひいてはリミニストリートとの取引を獲得しようとしていることを他者に示唆する可能性が あります。ビジネス上のすべての決断は客観的に行い、不適切に見えることさえないよう努める必要があり ます。そのオファーは丁重に断り、マネージャーと倫理・コンプライアンスに本件を報告してください。