クライアントプロフィール
株式会社オートバックスセブンは、日本を代表する自動車アフターマーケット事業を展開する企業であり、日本国内に約1,300店舗、海外に約150店舗のネットワークを有しています。車両整備、カー用品・アクセサリーの販売に加え、デジタルサービスを通じて、個人および法人顧客に幅広い価値を提供しています。
業種
小売
地域
日本
Client Story

1947年に創業した株式会社オートバックスセブンは、日本を代表する自動車アフターマーケット事業を展開する企業であり、日本国内に約1,300店舗、海外に約150店舗のネットワークを有しています。事業とサービスの拡大に伴い、ITは市場リーダーとしての地位維持と顧客価値の提供において、ますます重要な役割を担うようになりました。

株式会社オートバックスセブン IT管掌 則末修男氏は、子会社であるAUTOBACS Digital Initiative(ABDi)を率い、AIやIoTといった先進技術の活用を通じて、業務効率と収益性の向上を推進しています。

ITサポート戦略の転換による企業価値向上

同社では、会計基盤としてSAP ECC 6を、また小売業務を支える基幹システムとしてOracle Databaseを使用していました。しかし、これらには高額なサポートコストがかかる一方で、十分な価値を得られていない状況にありました。

則末氏は、固定されたIT予算の中で日々の運用を維持しながら、高まるデジタル化やイノベーション需要に応える必要がありました。「メンテナンスやサポートのコストを削減しつつ、企業価値を高めるITサービスへの投資を拡大する戦略が必要でした。」と述べています。

2016年、リミニストリートの高品質なサービスとSAPに関する高い専門性を評価し、同社はSAP ECC 6の保守をRimini Support™へと切り替えました。この決定により、年間保守費用は即座に50%削減されました。この決断の背景には、両社のビジネスモデルの共通点もありました。「リミニストリートとオートバックスセブンは似たビジネスモデルを持っています。リミニストリートはSAPシステム第三者保守を提供し、私たちは自動車メーカーが製造した車のメンテナンスを行っています。いずれも顧客に選択肢と価値、優れた体験を提供するという点で共通しています。」と則末氏は述べています。

さらに同社は、IT運用の効率化とコスト最適化を目的として、Oracle Databaseのサポートについてもリミニストリートへと拡張しました。「リミニストリートのエンジニアはSAPとOracleの双方に深い専門性を持っており、DBA対応を含めて安心して任せることができます。現在では、Oracleライセンスは直接購入し、保守はリミニストリートへ移行するという戦略を採用しています。」と則末氏は述べています。

単一の信頼できるパートナーにSAPとOracleの両方のサポートを任せることで、同社は以下を実現しています:

「私たちの使命は、地域社会の安全を守りながらお客様の生活を豊かにすることです。収益や価値を生まないシステムに過度な投資を行うことは、その使命から逸れるものです。」と則末氏は述べています。「リミニストリートがERP運用を支えることで、当社はAI専門人材など高度な人材の確保に注力し、より高い価値を創出することができています。」と続けています。

次の成長ステージに向けたデジタル投資

基幹システムの安定化により、則末氏はより多くの時間をイノベーション推進に充てることが可能になりました。「今後、当社の事業規模を2倍に成長させていく計画です。その実現には、イノベーションと優れたテクノロジーが不可欠です。Rimini Smart Path™は、その成長を力強く後押しする有効な手段であると考えています。」と述べています

Rimini Smart Path™は、SupportOptimizeInnovateの3つのステップから構成される実証済みの手法であり、既存の予算の中で、安定した基幹システムからAIや自動化といった高度な機能への移行を支援します。「すでにRimini Support™を導入しており、今後は最適化とイノベーションのフェーズにおいても、リミニストリートの支援を活用しながら成長を加速していきます。」と則末氏は述べています。

現在、則末氏はServiceNow®のAI機能とリミニストリートのサポートを組み合わせた新しいエンタープライズアプリケーション構想の検討を進めています。アップグレードや移行、再プラットフォーム化を行うことなく、AI機能を活用することで新たな価値創出を目指しています。「リミニストリートとの共通のビジョンにより、IT予算を最も価値の高い領域へ投資できる環境を実現できました。より大きな価値を生み出す基盤が整っています。」と述べています。

10年にわたるパートナーシップとイノベーション

同社は過去10年間にわたりリミニストリートを信頼し、事業の拡大とともにデジタルサービスを進化させてきました。その一環として、以下のような取り組みを推進しています:

  • AIを活用したスマートフォンアプリ「安心ピットカメラ」
  • クラウド型電子棚札システム「tagEL(タグエル)」
  • カーライフ情報サイト「MOBILA(モビラ)」

則末氏は、こうした成果は社内外のパートナーとの連携によるものだと説明します。「経営陣と密に連携しながらIT戦略を策定し、適切な投資判断を行っています。そして、リミニストリートは当社にとって重要な価値創出の源であることを継続的に共有しています。」と述べています。

最後に則末氏は、日本企業に対して次のように提言しています。「多くの日本企業が、IT保守コストと新たな価値創出投資のバランスに課題を抱えています。リソースが限られ、ITコストが高止まりしている状況では、どこに集中し、どこからシフトするかが極めて重要です。リミニストリートは、コスト削減と変革の推進を両立する最初の選択肢になるべきです。」